2006年03月07日

メディア・エネルギーとイデア界:黙示録的終末論的現代と新コスモス文明夜明け前

死のエネルギーとイデア界の関係を述べたが、この辺りの問題はきわめて意義深い事柄であり、まだ不明な箇所がある。だから、本件について、より精緻に検討したいと思う。
 《心》とは何であるのか。《無意識》・《潜在意識》をも《心》に入れるならば、《心》とは正確に言えば、《心身》になると考えられる。思惟=心、延長=身体とするならば、メディア界において、思惟☯延長(思惟∞延長、思惟⇔延長)であるから、メディア界自体が《心身》と言える。これは、単に《心》でも、単に《身体》でもない相補性の領域である。今日、身体論が流行しているが、その身体とは、《心身》ないし《身心》と呼ぶのが的確・正確である。
 では、本件の問題を考えると、メディア・エネルギーとは、《心身》エネルギーであり、《心》の側面と《身体》の側面をもっている。スピノザ哲学で言えば、《心》という属性と《身体》という属性をもっているということになる。そして、スピノザの説く歓喜の情であるが、それを、私は、イデア界の共立共感性の情と考えたのであるが、この歓喜の情と《心身》はどう関係するのだろうか。結局、感情とは何かという問題でもある。
 ここで、少し作業仮説しよう。この問題の領域はイデア/メディア境界である。

                      《心》
                      /
1.イデア界・2.《IM境界・チャクラ》・3.《心身態=メディア》
                      \ 
                      《身体》

2のイデア/メディア境界IM境界に《チャクラ》があるとしよう。通俗に、心と言われるものはこの《チャクラ》の一つであろう。さて、感情とは、3の《心身態》の性質の一つであろう。例えば、いわゆる喜怒哀楽とは、この《心身態》の様態であろう。しかし、イデア界の共立共感的歓喜の領域は、純粋には、3ではないだろう。それは、2の領域に存すると思うのである。そして、これが、3の領域に接しているのである。イデア界の共立性が、2において、共立共感歓喜の情になるのだと思う。これは、根源的情、原情と言ってもいいものだろう。この歓喜原情が、通常の感情である3の《心身態》に作用するのである。精神性、精神的感情とは、2と3との接点に発生すると言えるだろう。
 では、ここで、メディア・エネルギーを考えてみると、3の《心身態》のエネルギーである。しかし、3は2を介して1のイデア界とつながっているのである。問題は、2と3との接点の様相である。もし、この様相が否定的であると、つまり、イデア界とメディア界とが、背反的であるときは、例えば、共立歓喜原情に対して、ルサンチマン的感情が支配的であるときは、どういうことになるのだろうか。そのときは、1と2とが連携していないから、イデア界の《力》が、メディア界に流入せず、メディア界=《心身態》は、否定的なエネルギーが支配的である。問題は複雑である。ルサンチマンと死のエネルギーの関係を明快にしないといけない。ルサンチマンは、共立歓喜原情が、冷暗・暗黒化して、《心身態》が否定化されたものである。それに対して、死のエネルギーとは、《心身態》=メディア・エネルギーが、マイナスの状態になっているものである。プラスのメディア・エネルギーが生のエネルギーであり、現象界へと転化するものである。それに対して、死のエネルギーとは、現象界から再びメディア界へ、さらには、イデア界へと回帰させるエネルギーである。これは、解体、脱構築のエネルギーでもある。これは、純粋なものとしては、ルサンチマンとは無関係である。ルサンチマンとは、生のエネルギーにより関係するものであろう。憎しみ・憎悪となったプラスのメディア・エネルギーであろう。それと、現象界の二項対立的近代的自我と結びつくと、利己主義的な凄まじい、獰猛な破壊力となるのである。
 だから、ルサンチマンと死のエネルギーを見ると、両者、異質のものであるが、攻撃・破壊性が共通であるので、混同されやすいだろう。問題は、ポストモダン時代である現代である。ポストモダンは、死のエネルギーの時代である。近代主義がすべて解体していく時代であるが、この死のエネルギーの攻撃・破壊エネルギーとルサンチマンが結合する可能性がここにあるのである。これこそ、最も恐ろしい事態と言えよう。明らかに強度の精神病理がここにある。どうも、ホリエモンの場合がこれであったのではないかと思われるのである。また、現代日本の若い世代が、このような病理を抱えているのではないかと思われるのである。ルサンチマン+死のエネルギーである。おそらく、これが、去年の衆院選挙で、自虐自滅的に小泉一派を選択させたのだろう。現代は、確かに一種黙示録的終末論的時代である。《ハルマゲドン》の時代である。アメリカはもとよりその傾向が強いし、イラン、イラクを含めてイスラム圏でもその傾向が強いだろう。グローバルな黙示録的終末論的時代である。そう、西洋文明が来るところまで来たのである。同一性構造暴力文明である西洋文明のどん詰まりに来たのである。新東洋文明・新地球文明の前夜である。夜明け前である。
黙示録論
 さて、ルサンチマンと死のエネルギーを区別することができたので、先に述べた、イデア界の共立共感歓喜原情と死のエネルギーとを、能動的観念を形成することを介して、結合させて、秩序創造的エネルギー・コスモス創造エネルギーに変容させるという未来創造をさらに構造分析すると、イデア界の共立共感歓喜原情と能動的観念がいっしょになると、イデア界の共立共感歓喜倫理理性になり、また、死のエネルギーは、もともと、イデア界を志向しているので、このイデア界的《理性》と結合して、秩序創造エネルギーはきわめて建設的なものとなると考えられるのである。黙示録的終末論的ルサンチマン/死のエネルギーと未来秩序・コスモス創造エネルギーはきわめて対称的である。暗黒と光明である。そう正に、ゾロアスター教的宇宙的世界観となる。西洋文明が悪神アンラ・マンユであり、新東洋文明が善神アフラ・マズダーである。ブッシュや小泉は当然、悪魔の一味である。
 とまれ、2.IM境界・《チャクラ》において、イデア界的共立共感歓喜倫理理性秩序構築・コスモス創造エネルギー(エネルゲイア)が発生して、世界を一新更新することになるのである。これが、イデア界コスモスの《摂理》・《法則》である。新しい太陽が昇ることになるのである。

Listen, Earth People!
A Wholly New Sun Will Rise Soon!
So Cautiously Prepare For the Day!

参考:「死の欲動」
http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20060114
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4409310062/qid=1141709258/sr=8-2/ref=sr_8_xs_ap_i2_xgl14/250-7564220-6771446

ゾロアスター教:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%95%99

『黙示録論』D.H.ロレンス著 ちくま学芸文庫
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480088873/qid=1141731234/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-7564220-6771446
posted by ソフィオロジスト at 21:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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